アメリカ留学の魅力減退
- 票がカウントされないアメリカ: 暗いニュースリンク
- 政府は金融業界を救済するために7,000億ドル(75兆円)もの公的資金をつぎ込むが、貧困に苦しむ米国民3,730万人には何の融資もしない
- 腐敗した保険企業には850億ドル与えても、医療保険に加入できない米国民4,570万人には何の救済もしない
一期のみで去るはずだったブッシュが911によって息を吹き返した後に行った行動は政治家として立派だったろうか。膨大な予算を戦争と兵器開発に費やし、教育予算を削り、赤字国債とドル紙幣の発行を推進したが、高騰する医療費や支払い拒否の保険制度、詐欺まがい金融商品を売る証券会社を正しい方向に導くことは決してなかった
ブッシュ叩き一色の米国も冷静に考えれば、その大統領を選んだのも間違いなく各々の米国民だった。日本人から見れば、米国人は慈悲深く正義感に燃え世界一の技術力を誇る人々...70年代生まれの私は少なくとも学校でそう学んだ。その彼らがブッシュを選んでしまったのだ。多くの市民が判断を誤ったのは事実だろう。現在の米国民は以前とは違うのではないか。
今でも大学の教員は優秀だと思うし、マイクロソフトのような世界的な独占企業には優秀な人材が揃っていると思う。ベンチャーの企業力も旺盛だ。だが、これまで以上に国として発展するのは厳しいかもしれない。低賃金労働を担ってきた移民の人々が定住し、その二世や三世の子供たちが国民に占める割合が高まっているからだ。国として世界一を誇るにも体が巨大になり過ぎた。今後はアメリカも、かつて世界を支配したイギリスのようになるのではないかと思われる。
一般に海外留学は素晴らしい。陸続きではない日本から離れ異なる文化で生活し(多くの場合)優れた教育を受けられるからだ。だが、米国留学に伴う米国滞在経験は今後の不況によりそれほど素晴らしくはなくなるかもしれない。
Slacker Uprising(マイケル・ムーアの新作)
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いろいろ方法はありますが、アメリカ在住の友人がいればそのメディアを送ってもらうのがベストかもしれません