富が逃げてるときに起こっていること
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「不況のとき「労働者保護」と称して彼らの既得権を守ることは、失業者というもっとも弱い立場の人々との「格差」をかえって広げる」(神話3に対する記事より引用)
海外から商品を輸入し富が先進国から開発国に移っているとき、何もしなければ国内の富は消費され国外に移転するため減少する。アメリカの場合、国内産業は衰退してる一方で金融業は成長産業だった。金融商品を開発し、売ることで消費で海外に移転した富を国内に呼び戻していたのだ。
呼び戻された富を将来に向けて金融産業以外に投資すればよかったのだが、利回りが良さそうな目の前の金融商品に再投資してしまった...この再投資のサイクルは富が永遠に続けば儲かり続けるが、マルチ商法同様に必ず終わりは来る。新しい金融商品が売れなくなり、金融産業から富が逃避している現状は当然の帰結としてのバブル崩壊なのだろう。