digital 千里眼 @abp_jp

アナログな日常とデジタルの接点

約2ヶ月ぶり tor の GUI コントローラー Vidalia 0.1.13 リリース

今回の更新も主にバグ修正

特徴 マルチプラットフォームの tor GUIコントローラー

以前紹介した tor は基本的にコマンドラインアプリケーション。そのため設定がテキストファイルの変更だったりして面倒だった。そこで Vidalia を使うとマウスでクリックする感じで tor の設定変更や起動・終了を行うことができるようになる
更新内容 https://trac.vidalia-project.net/milestone/Vidalia%200.1.13

● リレー設定で「ブリッジ・リレー機能には Tor 0.2.0.8-alpha 以上が必要」という古い警告を削除
Gnome で Vidalia がシステムと同時にスタートアップ起動したとき、トレイ・アイコンが追加されないバグに対処。パッチは Steve Tyree より(Ticket #247)
● window manager 上で動作しているときにコントロールパネルが表示されるのを妨げるバグを修正。パッチは Steve Tyree より
● Qt の lupdate と lrelease の実行ファイル位置を格納する CMake 変数名を変更した。最近の CMake では同じ変数名の使用し、(地雷を踏むようなものだが)その結果、間違った lupdate と lrelease 実行ファイルが使われている
● Tor 起動時コントロール・パスワードのハッシュを求めるために QProcess の TorProcess サブクラスを使う。その為、Debian の PATH+=:/usr/sbin も利用できる
● RouterDescriptor オブジェクトが空なら router descriptor details viewer で表示しない(Ticket #479)
● Tor 標準出力を無視せず、コントロール・ポート経由でログ・イベントに Vidalia が登録されるまで待つようにした。以前は Tor の標準出力を認証成功後無視していただろう。いくつかのケースでログ・イベントに登録前だとメッセージ・ログに現れなくなるからだ
● 多くの翻訳を更新し、古すぎる翻訳を削除した
ダウンロード http://www.torproject.org/vidalia/

スクリーンショット(前バージョンのもの。今回、日本語ファイルは含まれていないようだ)