digital 千里眼 @abp_jp

アナログな日常とデジタルの接点

Memtest86+ 2.11 リリース

最新のチップセットMPUに合わせ、Memtest86+ が更新されています

(http://www.wombat.jp/archives/2005/12/24/032957.htmlスクリーンショットを拝借)
赤はエラー

Memtest86+ とは

用途 物理メモリーに問題がないか確認する為のソフト
特徴 既存のシステムに影響を与えない非破壊型検査
使い方 BIOS 起動後(OS 起動前に)Memtest86+ を読み込ませるだけ
Memtest86+は単体で起動し(ハードディスクやOSは不要)、起動後は自動でテストが開始されます
より詳細な使い方は次の項目参照
更新内容 ●新たにサポートされたチップセット
- Intel Core i5 (Lynnfield) CPU
- Intel P55 Southbridge
- Intel PM45/GM45/GM47 Mobile chipset
- Intel GL40/GS45 Mobile chipset
●修正
- Intel x35/x45 チップセット使用時の DDR2/DDR3 自動検出の不具合
- Core i7 CPU 使用時、自動検出に失敗することがある不具合
- AMI BIOS で起動時に固まることがあるバグ
ダウンロード http://www.memtest.org/
利用場面の例 ●新しく買ったメモリの品質確認
オーバークロック等で酷使した後に破損してないかテスト
ウィルスチェック結果
http://www.virustotal.com/analisis/c83d854f62fd21489710a02bdceee92e (binファイル用=memtest86_-2.11.zip)

http://www.virustotal.com/analisis/42b6afa939b28ade9deb9df654aefd07 (ISO ファイル用=memtest86_-2.11.iso.zip)

http://www.virustotal.com/analisis/63ca08ac0908c1ff66660b952aaf1283 (Floppy用=memtest86_-2.11.floppy.zip)

http://www.virustotal.com/analisis/5cc80745aa3a8341476145ea2f0be644 (USB用=memtest86_-2.11.exe.zip)

高温で使用していた場合や過電圧で使用していた場合、メモリ内部が破損することがあります。メモリは購入後にも壊れる可能性はあるので持ってて損はないソフトです

使い方をもう少し丁寧に説明すると

  1. 用途に合わせて http://www.memtest.org/ からダウンロード
    gzUnixLinux用、zipWindows
    Pre-Compiled Bootable ISO はCDイメージの iso ファイルが入ってる
    Pre-Compiled Bootable Binary も CD イメージだが、こちらは bin 形式
    Pre-Compiled EXE file for USB Key は USB ブート用
    Pre-Compiled package for Floppy は Floppy ブート用
  2. メディアに書き込む
  3. 起動時に OS より先に memtest86+ を読み込ませるよう BIOS を設定
  4. 起動後は検査が自動スタートします(途中でテスト設定を変えることもできます)
  5. 画面右上の「PASS」が100%になるのを待ちましょう
  6. テストは止まりません。テストの信頼度を上げるために何回も繰り返します。エラーが出なければテストを何回も繰り返す必要はありません
  7. エラーが出た場合もメモリを挿し直したり、オーバーヒートしないよう冷却に配慮し再テストすることでエラーが出なくなることもあります
  8. 同じエラーが繰り返し再現されるなら、メモリー動作に不具合があるということ

どの方法が楽?

USB > フロッピー > CD

ただし、USB起動は使えない古いBIOSもあります

備考

  1. モリーの発熱量が無視できないくらいになってきました。季節的な問題としては夏、メモリー種別としてはオーバークロックモリーを使用している場合、高電圧によりオーバーヒートする事態が発生するようになってきました。システムの安定運用を考えるならヒートシンク付きメモリーは当然のこと、メモリー専用のクーラーを設置することを検討する必要があります