digital 千里眼 @abp_jp

アナログな日常とデジタルの接点

購買機会が増加する新興国で日本製品がどのように見られているか知ってますか?

高過ぎて買えない...

この記事は東南アジア市場をベースに書かれている。私が数年前住んでいたベネズエラWikipedia歴史)も全く同じような状況で、

    • 日本製の家電製品は高すぎて、ソニーのみ首都にある高所得者層向けショッピングモールでのみ売られている状況だった。一般消費者は製品が競合すれば、価格が安い韓国産製品を選ぶ
    • 車についても同様の状態で、トヨタの中古車はよく走っていたが新車は少ない。新車と言えば韓国車ヒュンダイとキア)だった

日本はいつから高級品専門になったのだろう

品質と市場のミスマッチング

  • これでは新興国で売れない(2/2) | JBpress(日本ビジネスプレス)(2ページ目)
    • ある時期からサムスン電子では品質と市場のマッチングを始めたという。その基本的な考え方は、「品質は顧客が決めるものであり、メーカーが勝手に決めるものではない。同じ製品でも、顧客は異なる品質を求める」というものである。つまり、価格が高くても高品質の製品を欲しがる市場と、品質は犠牲にして低価格を志向する市場とがある。新興市場は後者であることが多い

まさに私が目にしたのは、この新興市場対策の「結果」だった。日本がいくら薄型テレビに集中投資していても、購買意欲が旺盛な人々が実際に買っていたのは韓国製ブラウン管テレビ。日本の家電量販店では薄型テレビしか置いていないが、これは世界の常識ではない。むしろ日本の非常識

新興市場 out of 眼中

以上を読んでくればわかるかと思う。日本は新興市場を無視し続けてきたのだ

この他国メーカーが支配する新興市場をどう攻略するか。これはアメリカ無き後の未来を決める死活問題なのだ

参考資料

為替相場の変動リスクを考慮すると、輸出ではなく現地生産こそが既定路線となるだろう