digital 千里眼 @abp_jp

アナログな日常とデジタルの接点

金融危機、知っておきたい欧州の経済状況


米国だけが震源ではない「同時多発型」の金融危機

  • グラフだけでも見ておく価値がある
1ページ目のグラフ 各国の住宅市場の膨張(バブル)度を確認でき、英国の通貨ポンドやユーロがなぜ急落したか理解できる
2ページ目のグラフ1 投資先が国別に隔たっていることと債権国は債務国の経済と深くリンクしていることがわかる
2ページ目のグラフ2 欧州が米国の住宅バブルとリンクしていることがわかる
3ページ目のグラフ 米国よりも英・仏・独のほうがレバレッジ比率が高いのは意外

金融や不動産・住宅はバブルの震源になりやすい

  • レバレッジと称してお金と紙切れとを交換し、これを繰り返すことでお金を膨らます「現代版打ち出の小槌
  • 膨らんだお金は健全な投資もされるが、同時に「業績」の対価としてポケットにも入る。バブルが潰れたら損失は国持ち
  • お金を生み出す金融業は与信機能どころか国家機能の一部を担っている。不動産や住宅はバブルの大きさを調整する派生産業だ
  • 誰も規制論は好きじゃない。そうであってもバブル崩壊の度に対応が後手にまわるなら事前対応としてのルールは必要ではないだろうか

レバレッジ率監視

  • 貸金業の上限金利のようにレバレッジ率の上限を設定することで倫理観に問題のある「強欲な人間」を長期的に排除、業界全体を健全化する必要がある
  • 同時に投資資金が日本から流出するのも避けなければならない...

ジレンマ