digital 千里眼 @abp_jp

アナログな日常とデジタルの接点

正規表現を使って HTML を書き換えることができるプロキシー Privoxy 3.0.11 リリース


config.txt、*.action、*.filter ファイルをバックアップしてからバージョンアップ作業しないと問答無用で上書きされるので要注意

特徴 tor とセットで使われることの多いプロキシー
マルチプラットフォーム対応
キャッシュ機能はない
独自のアクションやフィルターの設定でアクセス制限やコンテンツ内容の書き換え(フィルタリング)を行うことができる。これを応用すると広告ブロックができる
カスタマイズには正規表現を使った「置換」が基本
初心者がカスタマイズして使うのは厳しい
更新内容 http://www.privoxy.org/announce.txt
いつも通りテキトー訳です
Keep-Alive に対応
● 必要以上の権限で動作しないように修正(「--user」オプション利用者は該当部の見直しを勧告)
● 「--user」オプションと共に不正なユーザーやグループが使われた場合、プログラムが終了しない問題を修正(Regression)
● 全てのリクエストで実行されるアクションを default.action から新規ファイルの match-all.action に移した。これにより default.action をユーザーが直接修正してカスタマイズする必要はなくなり、Privoxy の更新でカスタマイズが上書きされる悲劇がなくなる
standard.action は default.action に統合されたので削除(上書きインストールした場合は手動で消す
● ログに記録された content length の数値が低過ぎることがある問題を修正
Crunchされたリクエストはログレベルに従い記録される。Crunchされたリクエストだけを記録したければログレベルを"debug 1"から"debug 1024"に変更すればいい
Crunchメッセージの先頭にCrunch理由を移動した
● スレッドIDを含ませることでログメッセージを短くした(?)
● 新しい設定オプションとして Privoxy がデータ到着を待つ時間「socket-timeout」を追加した
● リモートから有効無効の操作は configure オプション「--disable-toggle only」で「のみ」操作できる(前バージョンではアクションエディターにも依存していたため「--disable-editor」でも操作できていた)
● 不正な HTTP バージョン のリクエストは拒否するようにした
● テンプレートシンボル「@date@」は date(1) を含むためにも使われる(?)
shoutcast サーバーからのレスポンスを受け付けられるようにした
● hide-forwarded-for-headers アクションは X-Forwarded-For ヘッダーを加えるのにも使われる change-x-forwarded-for{} に置き換えた
● mingw32 バージョンでは、ログをクリアするためビューのオプション"clear log"が加えられた
● mingw32 バージョンでは、負荷がかかった時の不適切なログ出力を防ぐために"critical sections"を使うようにした。この結果、"no thread-safe PRNG"警告も出なくなった
● mingw32 バージョンでは、Privoxy 無効時、タスクバーアイコンをX、色を灰色にするようにした
ダウンロード http://www.privoxy.org/
MD5
Windows版)
9b893497f2f977a049ed99db2a0c8db7
ウィルスチェック結果
Windows版)
http://www.virustotal.com/analisis/8f3fb5b0f3ede792bcbac099bbe76196
http://www.virustotal.com/analisis/8f3fb5b0f3ede792bcbac099bbe76196
  • 細かい変更については各ファイルを diff することを勧める